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2004年09月12日

分散分析とt検定

メモ。

分散分析とは、分散を要因別に分解して比較する分析手法のことである。
つまり、母集団から要因別に分類された複数の要因郡間に平均の差の検定である。

2つの要因郡の平均の差を検定する手法としてt検定がある。
t検定を複数回用いることで検定可能のように思える。
しかし、3つ以上の要因郡の平均の差を検定する場合にt検定を用いる問題点として、
精度的な問題、つまり検定の多重性の問題が存在するために分散分析を用いる必要がある。

t検定を複数回用いることで検定を行う場合、
帰無仮説を「全ての平均に差がない」であり、この時の対立仮説は「少なくとも1つの要因間には平均の差がないとはいえない」である。
このときの検定の多重化とは、検定毎に複数回検定すると危険率が高まる問題である。

例えば、100円を一回投げて表が出る確率は0.5である。
これを二回投げたときに少なくとも一回表がでる確率はどうだろうか?
少なくとも一回表がでる確率 = 1 - (二回とも裏が出る確率) = 1 - (0.5 * 0.5) = 0.75 > 0.5
0.5より大きくなったことが分かると思います。

投稿者 Take : 2004年09月12日 23:47

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