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2004年09月12日

分散分析とt検定

メモ。

分散分析とは、分散を要因別に分解して比較する分析手法のことである。
つまり、母集団から要因別に分類された複数の要因郡間に平均の差の検定である。

2つの要因郡の平均の差を検定する手法としてt検定がある。
t検定を複数回用いることで検定可能のように思える。
しかし、3つ以上の要因郡の平均の差を検定する場合にt検定を用いる問題点として、
精度的な問題、つまり検定の多重性の問題が存在するために分散分析を用いる必要がある。

t検定を複数回用いることで検定を行う場合、
帰無仮説を「全ての平均に差がない」であり、この時の対立仮説は「少なくとも1つの要因間には平均の差がないとはいえない」である。
このときの検定の多重化とは、検定毎に複数回検定すると危険率が高まる問題である。

例えば、100円を一回投げて表が出る確率は0.5である。
これを二回投げたときに少なくとも一回表がでる確率はどうだろうか?
少なくとも一回表がでる確率 = 1 - (二回とも裏が出る確率) = 1 - (0.5 * 0.5) = 0.75 > 0.5
0.5より大きくなったことが分かると思います。

投稿者 Take : 23:47 | コメント (0) | トラックバック

2004年09月06日

掛け算計算法

計算間違えの多い方に朗報です。

ここを参照。

掛け算をする際の繰り上げ部分は暗算で計算すると思います。
その暗算を明示的にすることで間違いを少なくするというものです。

頭でやっている内容と変わらないので、どこまで少なくなるか分かりませんが、とりあえず計算は焦らず処理することが大切ですよね。 中学・高校の時を思い出させるような記事でしたので、これを機会にSPIの本でも開こうかと(汗)

 

投稿者 Take : 00:35 | コメント (0) | トラックバック

2004年09月05日

IT Vendor and IT User

今回のテーマは情報産業についてのメモ。

CNETの村山氏、江島氏の「ベンダーサイドだけがITのキャリアではない」、「需要サイドへシフトするITエンジニアの雇用」、「Interlude」を参考。

情報産業はITをどう扱うかで分類可能であると仮定すると以下のようになる。

ITユーザ
既存の事業に持続的イノベーションとしてITを取り入れているような企業のこと。例えば、amazon、eBay、Googleなどは、ショッピングのためのITだったり、情報を検索するというサービスのためのITだったりするわけである。

ITベンダ
何らかの実体を生み出すためにITを用いるのではなく、ITをアウトプットとしているような企業のこと。たとえば、マイクロソフト、インテル、ソニーなどである。

現状ではITベンダー系での職が花形であるようであるが、今後ITベンダー系の職からITユーザー系の職に花形職が移行するだろうという主張であるらしい。この主張の根拠は、システム開発の開発期間の短縮要求にあるという。この開発期間の短縮化によって、暗黙的コミュニケーションのコスト、そして突発的なリスクに対する柔軟性が問題になるという。これらの打開策として、需要サイドにプロパなエンジニアを有することが競争力に繋がるのではないか?という主張である。

投稿者 Take : 00:39 | コメント (0) | トラックバック